名古屋グルメは「なごやめし」とも呼ばれ、豆味噌・鶏・うなぎ・喫茶店文化を軸にした、名古屋ならではの料理の総称です。味噌カツ・ひつまぶし・手羽先・あんかけスパ・台湾ラーメンなど有名な料理だけでも20品ほどあり、初めての人は「何から食べて、どの店に行けばいいか」で迷いがちです。この記事では代表20品を種類ごとに整理し、なごめが実際に取材した店を料理別に13軒紹介します。
運営する「名古屋グルメ【なごめ】」は、名古屋の飲食店を実際に取材して発信しているメディア団体です。取材記事は名古屋市のカテゴリーだけで450件以上あります(2026年10月時点)。
名古屋グルメとは?なごやめしの3つの特徴
名古屋グルメの特徴は、豆味噌の濃い味・甘辛いたれ・「喫茶店が食事も出す」文化の3つです。
- 豆味噌を使う料理が多い:味噌カツ、味噌煮込みうどん、どて煮、味噌おでんなど。コクが強く、ご飯やお酒が進む味付けです。
- 甘辛い・濃いめの味付けが多い:手羽先のたれ、天むす、きしめんのつゆなど。
- 喫茶店で食べる名物がある:モーニング、小倉トースト、あんかけスパ、鉄板スパなど。
名古屋めし代表20品(種類別)
名古屋市の観光公式サイト「名古屋コンシェルジュ」が紹介する「なごやめし」を、食事・麺・喫茶・おやつ/お土産に分けて整理しました。料理ごとに、取材した店は次の章にまとめています。
ご飯・おかずの名物(8品)
- 味噌カツ:豆味噌ベースのたれをかけるトンカツ。たれをかけて出す店と、たれに浸して出す店があり、店ごとの味の違いが楽しめます。
- ひつまぶし:刻んだうなぎの蒲焼をご飯にのせて、そのまま・薬味をのせて・出汁をかけての3通りで食べる料理。
- 手羽先:素揚げした鶏の手羽先に、スパイスとごまをふった甘辛くピリッとした一品。居酒屋の定番です。
- 名古屋コーチン:身が引き締まった地鶏。焼き物・鍋・親子丼など料理の幅が広く、卵も濃厚です。
- どて煮:牛すじやもつを豆味噌で煮込んだ料理。串で出す店もあります。
- 味噌おでん:豆味噌の出汁で煮るタイプと、醤油ベースの出汁に味噌をかけるタイプがあります。
- 天むす:小ぶりの海老天を具にしたおむすび。
- エビフライ:大ぶりに揚げた海老。単品のほか、丼やカレーにのせる店もあります。
麺・スパゲッティの名物(6品)
- 味噌煮込みうどん:豆味噌のつゆを土鍋で煮込むうどん。煮込み専用の硬めの麺が特徴です。
- きしめん:平たく薄く打ったうどん。たまり醤油ベースのつゆが合います。
- 台湾ラーメン:台湾の担仔麺を、唐辛子と、にんにくで炒めたひき肉で辛くアレンジした名古屋生まれのラーメン。
- あんかけスパ:太い麺にとろみのあるこしょうの効いたソースをかけたスパゲッティ。主に喫茶店で食べられます。
- 鉄板スパ:ケチャップ味のスパゲッティを熱い鉄板にのせ、卵をからめて食べるスタイル。
- カレーうどん:鶏ガラ出汁のクリーミーなルーに、厚めの油揚げが定番のうどん。
喫茶店の名物(2品)
- モーニング:朝にドリンクを頼むと、トーストやゆで卵が付くサービス。
- 小倉トースト:バターを塗ったトーストにあんこをのせた、甘じょっぱい喫茶店の名物。
おやつ・お土産(4品)
- ういろう:米粉と砂糖を蒸した和菓子。
- 鬼まんじゅう:さつまいもの角切りがごろごろ入った蒸し菓子。
- 海老せんべい:海老の風味が効いた、塩気のあるせんべい。
- 守口漬:守口大根を酒粕とみりん粕で漬けた奈良漬。
なごめが取材した、名古屋めしの店(料理別13軒)
ここからは、なごめが実際に取材した店です。各店の詳しい料理・写真は、店名のリンク先の取材記事で見られます。価格は取材記事の掲載月時点のものです。
| 料理 | 店(取材記事) | エリア | 取材で分かったこと | 価格の例(掲載月時点) |
|---|---|---|---|---|
| ひつまぶし | 熱田うなぎ 天 伏見 | 伏見(中区) | 2026年3月オープンのうなぎ専門店。炭火の「地焼き」で、ひつまぶしとうなぎ丼を出す | — |
| ひつまぶし | 魚兼 | 南区・本笠寺駅 徒歩1分 | 創業70年(掲載時)。うなぎ1本を使うひつまぶしが看板 | ひつまぶし(1本)3,740円(2024年9月掲載) |
| ひつまぶし | 鰻処まえの | 春日井市 | 1971年開業、3代目。備長炭で焼き、70年以上継ぎ足したたれ | 名代おけまぶし 5,000円(2026年4月掲載) |
| 手羽先 | まかまか本店 | 栄(中区)・栄駅 徒歩5分 | 「金の手羽先」「銀の手羽先」の2種。どて味噌台湾もつ鍋も名物 | 銀の手羽先 270円(2025年9月掲載) |
| 手羽先・味噌おでん | 大衆酒場ごりべぇ | 中川区・金山駅 徒歩約8分 | 2020年1月オープン。手羽先、みそおでん、焼きとりなど名古屋名物がそろう大衆酒場 | 夜の予算 3,000〜4,000円(2025年6月掲載) |
| 味噌カツ | みそかつの三河屋 | 瑞穂区・堀田駅 徒歩10分 | 創業60年(掲載時)。肉だけで650g以上という特大のみそかつが看板 | 予算 昼1,000〜2,000円(2025年6月掲載) |
| 台湾ラーメン | らーめん江楽 | 瑞穂区・堀田駅 徒歩10分 | 30周年を迎えた(掲載時)老舗。シャキシャキのもやしとミンチがたっぷり | 台湾ラーメン 800円(2024年5月掲載) |
| あんかけスパ | あんかけスパ線専門店 ナポリ | 東区 | 1969年4月開業。野菜を煮込んだソースを12日寝かせてから出す。「ミラカン」を提供 | ミラカン スパ(カニコロッケ付き)1,150円(2025年6月掲載) |
| 味噌煮込みうどん | まことや天白 | 天白区 | 創業昭和61年。土鍋で煮込み、麺は毎日手作り | 予算 1,000〜2,000円(2024年9月掲載) |
| きしめん | きしめん家 天むす比呂野 | 昭和区・川名駅 徒歩8分 | 鰹ベースの出汁。ころきしめんが基本の一杯 | ころきしめん 800円(2024年9月掲載) |
| 名古屋コーチン | 鳥しげ 錦本店 | 錦三丁目(中区) | 鶏肉専門で70年の鳥重商店が手がける。名古屋コーチンの卵を使う特上親子丼 | 三河鶏の特上親子丼 2,850円(2026年5月掲載) |
| 喫茶店・モーニング | 喫茶店 門 | 東区橦木町 | 1957年創業、2009年に移転した喫茶店。月・水〜金は朝8時から営業(火曜定休、掲載時) | ハーフ&ハーフ 1,000円(2025年10月掲載) |
| 喫茶店・モーニング | サンモリッツ 今池ガスビル店 | 千種区・今池駅 徒歩1分 | 1962年創業。モーニングを出す喫茶店で、バナナ入りのシュークリームが看板 | サンモリッツシュー 440円(2024年9月掲載) |
取材した店を見渡すと、創業50年を超える老舗が目立ちます。喫茶店の「門」(1957年創業)、「サンモリッツ」(1962年創業)、あんかけスパの「ナポリ」(1969年開業)、うなぎの「鰻処まえの」(1971年開業)と「魚兼」(創業70年)などです。取材した店では、こうした老舗が長年の味を守り続けています。
価格は、台湾ラーメン800円・ころきしめん800円のように1,000円以内で味わえる店から、ひつまぶし3,740円、親子丼2,850円と幅があります。まず昼に1,000円前後の店で名古屋めしに慣れ、夜にうなぎや名古屋コーチンへ進むと、予算を調整しやすくなります。
初めてならどれから?シーン別の選び方
初めての名古屋旅行なら、「ひつまぶし」「味噌カツ」「手羽先」の3つを押さえるのが定番です。迷ったときは次を目安にしてください。
- 朝:喫茶店のモーニングと小倉トースト(取材店:喫茶店 門、サンモリッツ今池)。
- 昼:味噌カツ、味噌煮込みうどん、きしめん、あんかけスパ。1,000円前後の店が見つかります。
- 夜・お酒と:手羽先、どて煮、味噌おでん(取材店:まかまか本店、大衆酒場ごりべぇ)。
- ごちそうに:ひつまぶし、名古屋コーチン(取材店:魚兼、熱田うなぎ 天 伏見、鳥しげ 錦本店)。
- 辛いもの好きに:台湾ラーメン(取材店:らーめん江楽)。
- お土産に:ういろう、海老せんべい、守口漬。賞味期限は商品ごとに違うので、購入時の表示を見てください。
エリア別:名古屋グルメはどこで食べる?
名古屋市内でグルメを探すなら、駅・繁華街ごとに探すと動きやすくなります。上の取材店は、栄・錦・伏見(中区)、東区、瑞穂区、昭和区、千種区、南区、天白区、中川区、春日井市にあります。区ごとの取材記事は次から探せます。
- 名駅(名古屋駅周辺):新幹線の乗り換えで寄りやすいエリア。中村区の取材記事から探せます。
- 栄・錦・伏見・大須:飲食店が多く、昼から夜まで選べる繁華街。中区の取材記事から探せます。
- 名古屋市全体:名古屋市の取材記事一覧、AREA(エリア別)からも探せます。
よくある質問
名古屋グルメで一番有名なものは?
一般に、ひつまぶし・味噌カツ・手羽先・味噌煮込みうどんが代表格とされます。どれが一番かは調べ方で変わりますが、初めてならひつまぶし・味噌カツ・手羽先の3品が定番です。
名古屋グルメは「なごやめし」と同じ?
ほぼ同じ意味で使われます。「なごやめし」は名古屋周辺で親しまれてきた独特の食文化・料理の呼び名で、「名古屋グルメ」はそれに、現在のお店や新しい料理まで含めて呼ぶことが多い言い方です。
ひつまぶしはいくらくらい?
なごめが取材した店では、うなぎ1本を使うひつまぶしが3,740円(魚兼、2024年9月の取材時)、うなぎ1匹を使う名代おけまぶしが5,000円(鰻処まえの、2026年4月の取材時)でした。うなぎの仕入れで価格は変わるので、目安として見てください。
名古屋で朝ごはんを食べるなら?
喫茶店のモーニングが名物です。ドリンクを頼むとトーストやゆで卵が付くサービスで、小倉トーストを出す店も多くあります。なごめの取材では、1957年創業の喫茶店門(東区)や、1962年創業のサンモリッツ今池ガスビル店(千種区)があります。
1,000円以内で名古屋めしを食べられる?
取材した店では、台湾ラーメン800円(らーめん江楽、2024年5月の取材時)、ころきしめん800円(きしめん家 天むす比呂野、2024年9月の取材時)がありました。
お土産にするならどれ?
日持ちを考えると、ういろう・海老せんべい・守口漬が選びやすい品です。賞味期限は商品ごとに違うので、購入時に表示を確認してください。
出典:名古屋市観光情報「名古屋コンシェルジュ」なごやめしダイジェスト(https://www.nagoya-info.jp/gourmet/digest/)で料理20品を確認し、当編集部で整理しました(2026年10月)。店の情報は、各取材記事(掲載月は表のとおり)の本文によります。営業時間・定休日・価格は変わることがあるため、お出かけ前に各店の公式SNSで最新の情報を確認してください。
この記事は、名古屋グルメ【なごめ】編集部が書いています。料理ごとの詳しい解説は、今後このコラムで順次追加していきます。





